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「ビバ!独身」

 
 証
社が集まるソウル汝矣島(ヨウィド)のコー専門店休み制服姿のOLがコ注文します1杯だけしか注文しないのを見ると、連れはいないようです。

 ソウル鐘路(ジョンロ)の映館からのパンフレットを手に一人で出てくる男性もいます。このように学校や自宅以外では、ひとりで食事をすませ、ひとりで映画を観るなど、一人だけの時間を楽しむ若者たちが増えています。

 去年行われた韓勢調査によりますとで一人暮しの世は全15.5%を占め5年前に比べ、実35%加していることがわかります10年くらい前まで、いわゆる結婚適齡期に結婚して子供をもうけるのが一番の幸福だと思われていました。ところが、仕事につく女性が増え、個人の生活を重視する風潮が高まり、結婚観も、「当然すべきもの」から、「してもしなくてもかまわないもの」というように変わりつつあります。

 インタネットの普及により一人の時間をしめる手段も豊富になりました。先の外貨危機は離婚と失業の増加につながり、家族崩壊の原因となりました。また、妻と子供を共に留学させ、夫がひとりで残るという新しい別居の形態が出てきたことも、一人暮しの世帯の増加に拍車をかけています。

 週末にはジョギングや山登りを楽しむかたわら、ひとりでまちを歩き、公園のベンチに座って陽が落ちる光景を飽きることなく眺め、夜は家でお気に入りの曲に何度でも聞き入ります。誰にはばかることなく、行きたいところに行き、やりたいことをやれる、自由きままな生活です。でも、一人暮しのわびしさ、寂しさはどうすることもできません。

 人しくなることの他にも一人前で出前をいやがられるというささいなことから、税金も高く老後の生活見通しがたたないなどひとり暮しゆえの不便さや不安も多いのが実状です

 このような身世加はどのにも共通するものですが身男女は少し違う特を持っています。独身男女専用のサイト、Solobay.comの掲示板では、「初雪だから」、「いい天気だから」、「雨降りだから」と何かにかこつけて人々を集め共に過ごそうとする独身男女たちの書き込みを毎日のように見つけることができます。誰にも邪魔されない生活を望んでいるものの、決して外部との接触を拒んでいるわけではないのです。

 集団から抜け出したはずの個人が集まってつくりだしたこのような新しい集団について、ソウル大学 教育学科のキム・ゲヒョン教授は、「人は社会的動物なので、仕事や学校では一人の生活を守るとしても、社会的な面ではそうはいかず、むしろひとと接する機会をつくるためにいろいろな集まりにまめに出席するようになっている。そういった面で、従来とは少し違った人間関係が様々な形で表面化している」と話しています。

 とかく十人十色といわれる個性を認めたがらない今のの社会、一人暮しが大に見られることはそうありません。しかし、実は彼らは、誰より自分自身の選択を尊重し、忠実に生きていく人たちです。一人暮しは、時代がつくりだした新しい「家族の形」なのではないでしょうか。(2001.11.20KBS特集)

(2001・12・20)
東アジア15億人市場のゲートウェイ 韓国は日本の有力な販売先
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