中学生の早期留学ブームがどんどん加熱している。昨年、留学または移民のために自主退学した中学生の数は前年度に比べ37%も増え、初めて高校生の留学の数を上回ったことが分かった。
優れた教育条件を求めてソウル江南(カンナム)地域に転校しようとする現象が深まっている中、江南地域では、外国留学のため自主退学するケースが、他の地域よりも最高で6倍も多いなど、江南地域が早期留学をリードしていることが分かった。
1月13日のソウル市教育庁の中高生自主退学現況によると、留学や移民のために学校を辞めた中学高校生は、昨年は4376名に達し、2000年の3707名よりも18%(699名)も増えた。
その中で高校生は1908名で、前年度(1906年)と同じ水準だが、中学生は2000年が1801名、昨年は2468名で、37%も増えた。
留学移民などで自主退学した中学生の数を教育庁別にみると、△東部(トンブ)△城北(ソンブック)△銅雀(トンジャク)128名
△中部(チュンブ)144名 △南部(ナムブ)△西部(ソブ)182名△ 北部(ブッブ)248名 △江西(カンソ)316名 △江東(カンドン)390名△
江南601名 となっている。
生活水準や教育熱意の高い、江南、江東、江西(木洞)の3つの地域で、自主退学中学生の52.9%を占め、とくに江南は、東部や城北に比べて6倍も多かった。
このような早期留学ブームに乗って、留学や移民に行った中学生は、98年1422名、99年は1673名、2000年は1801名と、年々増加傾向を見せている。
ソウル江南(カンナム)区・駅三(ヨクサム)洞のユーエス語学院のコンサルタントであるハム・ミョンジャ(女性/59)さんは「昨年から小中学生の両親からの留学に関する問い合わせが大幅に増えており、これからどんどん留学対象の年齢層が低くなると見られている」と話した。
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