交際期間を予め決めておき、期間が終わった時点で、引き続き交際を続けるかどうかを決めるとい「契約カップル」が、20代の大学生の間で流行している。最近ではこの風潮が高校生にまで広がっている。
これは気持ちは冷めたのに「情」にほだされて、また「人の目」を気にして、簡単に別れることができなかった「旧世代」とは違い、はっきり「NO」と言える新世代の新しい「恋愛方式」だ。
恋愛の契約期間中、キスを一方的に拒絶することは「契約違反」になる。また、契約期間中に決別を要求したり、性関係を結ぶことも契約違反であり、そのような場合は「違約金」を支払うという強制規定まで設定しているカップルもいる。
契約恋愛はインターネット同好会のブームが起きた2000年頃に登場した。最近はインターネットポータルサイトを中心に43の同好会があるほど急増している。その中には会員の数が1000人を超える所もある。一部の同好会はカップル契約書の様式まで用意し、契約違反者に対しては法的な対応方法まで定めている。
3カ月間の契約恋愛の経験をもつキム(24/S大学3年)さんは「正式な契約書を作るカップルもいるし、契約を違反して100万ウォンの違約金を支払った人も知っている」と話す。
一方、契約恋愛に対して若者の中には「即興的で人間味がない」という批判の声も多い。チョン(女性/24/S大学英文科4年)さんは「最初から“条件”を提示して付き合うという姿は非人間的」で、「一部の若者の間の流行しているだけで大学生全体の現象ではない」と話している。
テジョン大学のカン教授は「契約恋愛は人間関係を即興的に考える現代的思考方式の反映」で、「契約同棲や契約結婚のような間違った方向に発展する危険性も少なくない」と指摘する。
|