昨年１０月からゴルフ会員権価格が大きく跳ね上がり、また例年に比べてゴルフ練習場に来る人も急激に増えている。また、さらに各種ゴルフ用品の売上げが著しく伸びており、海外へのゴルフ旅行も例年に比べて大きく増えている。

　これは、通貨危機後景気が回復するにつれて消費心理が増えてきたのに加えて、ゴルフにたいする認識も大きく変ってきているためとされている。

　さらに、週休２日制の導入を前に、あらかじめ余暇の際に楽しめる趣味をつくっておこうとする気持ちも働いているものと専門家は分析している。

　▲ゴルフ需要の伸び〓エイス会員権取引所が1月３１日発表した調査結果によると、ゴルフ場会員権の価格は、昨年１１月で平均４％、１２月には２０％値上がりした。また、韓国ゴルフ場事業協会によると、昨年のゴルフ場利用客は１３００万人で、２０００年に比べておよそ１００万人の伸びを示した。

　またゴルフを楽しもうと海外に出掛ける人も、めっきり増えている。関税庁が1月２５日発表した資料によると、海外に出掛けるゴルフ旅行者は、２０００年の５万人から昨年は１０万人と倍増した。

　▲ゴルフ産業の好景気〓中低価格のゴルフ用品を販売するＧ社の関係者は「ゴルフが大衆化するにつれ、中低価格のゴルフ用品を求める若年層と女性が多く、前の年に比べ売上げが５０％伸びた」と語っている。