土葬の慣行をもつ韓国で、20代以上の成人の80%は、火葬にすることを遺言として残す意向があることが分かった。
世論調査専門機関である「チャムバルン・リサーチ」が2月25〜28日、自社のパネル会員の中で20〜60代の成人男女500人を対象にオンライン・アンケート調査を実施して、「火葬にすることを遺言として残す意向があるかどうか」を聞き、3月8日発表した結果によると、全体の79.8%(399人)が「そうする意向がある」と答えた。
「火葬の理由」については、「虚礼を無くす、豪華墓地の防止(27.3%)」という回答が最も多く、これに次ぎ「葬儀手続きの簡素化、経費削減(23.0%)」、「墓地不足(16.6%)」、「自然破壊を減らす(12.8%)」などの順だった。
「火葬に反対する」との意見を示した101人は、「なんとなく拒否感がある、火葬のイメージが良くない(28.4%)」、「先祖に対する礼儀のため(17.4%)」、「2回死ぬような気がして(17.4%)、「先祖が葬られている山(墓地)があるから(14.7%)」などをその理由として挙げた。
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