結婚後マイホームを買うまで平均10年9カ月がかかり、この時まで5回ほど引っ越しをする。
統計庁が3月26日発表した「2001年基準社会統計調査」によると、マイホームを買うまでの期間は97年調査時より2カ月減ったが、相変らず10年以上かかることが分かった。
同調査は、全国3万世帯を標本に4年ごとに行われるものだが、いたずら、わいせつ電話など電話暴力を経験した比率は28.1%という調査が出て、97年より4.3%増えた。
犯罪被害に対して、普段恐れを感じているという回答は56.6%で相変らず多く、夜に1人で歩くのが怖い場所があるという意見も48.6%だった。犯罪被害を経験した世帯率も12%で97年より増えたが、犯罪被害を申告した場合は31.5%に過ぎなかった。申告しない理由には、「あまり効果がないから」が45.9%で最も高かった。
マイホームを買う方法は、貯蓄が49.2%で97年調査(43%)のときより増えた反面、贈与、相続(15.5%)は4年前より減少した。好む住宅形態は一戸建て住宅が58.9%で多かったが、アパートに対する選好度が高まっている。
交通問題に対する不満は、駐車施設不足が最も多く、97年に比べて比重も大きくなった。
暮らしている地域の環境が悪くなったという回答は97年に比べて減ったが、騒音公害の場合57.3%、大気汚染に対しては52.6%が相変らず「悪くなった」と回答した。特に騒音公害に対する不満は16.1%で4年前より6.3%も高まった。
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