生涯、特定の職業に就かず経済活動をしないと、平均寿命が15.6年も短くなるという調査結果が出た。また、職種によっても、寿命に12年もの差が出ることが、分かった。
これは、三育(サムユック)大学社会福祉学科のチョン・ソンス教授が、昨年統計庁が出した「1999年の簡易生命表と経済活動人口年譜」と同年の死亡者24万6000人の死亡届け上の生涯の主要職業に基づき、分析を行った結果。
これによると、一定の職業を持っていた経済活動男性の平均寿命は75.1歳で、生涯特定の職業を持たなかった非経済活動男性(60.7歳)より15.6年長かった。
女性の場合は、経済活動女性(80.7歳)と非経済活動女性(77.5歳)の平均寿命の差が3.2年で、男性よりはるかに小さかった。
男性の場合、職業別には、高位官吏職の平均寿命が77.7歳で最も高かった。これは、平均寿命が最も短い農業・漁業職(66.1歳)に比べて11.6年も長いもの。
また、技能・機械職(平均寿命77.2歳)、技術職(76.7歳)、専門職(75.6歳)、単純労務職(75.3歳)、販売・サービス職(74.5歳)は男性全体の平均寿命よりは長かったが、事務職(68.8歳)、農業・漁業職はこれを下回った。
チョン教授は「5年前の調査では、非経済活動男性の平均寿命が経済活動男性より7.8年ほど短かったが、今回その差が2倍となった」とし、「これは構造調整による大規模なリストラの影響もあるようだ」と解釈した。
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