三星(サムソン)経済研究所は6月12日、製造、サービス、流通部門の16業種20社のマーケティング担当実務者を対象に分析した「5大消費トレンドと企業の対応」という報告書を発表した。
報告書によると、高級指向消費と関連し、ファッションやアクセサリーなど輸入ブランド市場が最近毎年50%ずつ拡大し、今年は2兆ウォン台になるとの見通しだ。またBMWの乗用車は、購入契約後3カ月も待たなければならないほど注文が殺到するなど、高級製品に対する嗜好が強まっている。
インターネットや移動通信技術が普遍化し、場所を問わず商品購入・サービスを楽しむ「目的性向」も強くなっている。第1四半期に販売された携帯電話は410万台で、前年同期比40%増加した。また、携帯用DVDプレーヤーや携帯用電子レンジなどモバイル製品が増え、インターネットを活用した家電・自動車などに広まっている。
報告書はまた、製品の性能よりはイメージやブランドを高く評価する「感性重視消費」と、インターネットを通じて商品情報を積極的に収集し、企業が提供するクレジットカード提携・ポイント積み立てなどを最大限活用するほか、自動車・浄水器などを直接所有するのではなく、リースやレンタルで購入する「スマート消費」も最近の流れだと指摘した。
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