主な家電メーカーが今年上半期の国内市場で20%以上の成長を遂げ、年末までに「6兆ウォンの内需売り上げ時代」を切り開くと展望している。
◇新ルネサンス迎える国内家電市場
三星(サムソン)、LG電子などによると、今年上半期家電市場は業界全体で3兆7000億ウォンを上回る売り上げを記録した。
LG電子はテレビ(デジタルテレビを含む)で3500億ウォン、冷蔵庫・エアコンなど家電で1兆4700億ウォンなど、上半期に内需で1兆8200億ウォンの売り上げを達成したと明らかにした。
三星電子はテレビ3500億ウォン、白色家電1兆ウォン、DVD・ビデオカメラ・AVシステム1500億ウォンなど計1兆5000億ウォン規模の売り上げを記録したと説明した。
大宇(デウ)電子もテレビ部門で484億ウォンを含め、内需で2460余億ウォンの売り上げを記録している。
このほかソニーが約1300億ウォン、東芝、JVCコリアなど外国家電メーカーも最低500億ウォンの売り上げを達成したと伝えられた。
三星電子流通戦略部パク・セグォン部長は「内需家電市場は、昨年の5兆ウォンから今年は6兆5000億ウォン規模に拡大する」と見通した。
◇高価格化・大型化
家電業界の内需好調には高級化・大型化による製品単価上昇が最も大きな背景として挙げられる。
三星電子の場合、40インチ以上の大型デジタルテレビの販売比重が昨年5%から今年は3倍以上の15%(売上高に占める割合は58%)に、高級左右両開き冷蔵庫(ジペル)の売り上げ比重も50%台に上昇した。
これにより三星は、洗濯機とキムチ冷蔵庫の高級製品として「ハウゼン」モデルを本格的に発売した。
LG電子も600リットル、760リットル級左右両開き冷蔵庫、10キロ級洗濯機など大容量家電製品を販売するなど、高級ブランドの販売に力を入れることにしている。
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