「キャラウェイ」が頂上を奪還するのか、あるいは「テーラーメイド」の快速行進が続くのか。
韓国ゴルフクラブ市場の「ビッグ2」が、ドライバー売り上げ1位の座を争う「野心作」を今月初め同時に発売し、関心を集めている。
これまで「不動の業界トップ」を守っていたが、今年に入ってテーラーメイドに首位を奪われたキャラウェイが発売した新製品は、GBBU。キャラウェイが一時世界のドライバー市場を席巻した「伝説的なドライバー」GBBの名前を借りたことからも分かるように、今シーズン後半の市場再編を狙っている。
380ccチタンヘッドに44.75インチのカーボングラファイトシャフトを装着したGBBUは、飛距離を伸ばすだけでなく、スウィートスポット(sweet
spot)にボールに合わせることができるように設計され、卓越な正確さを強みとしていると、キャラウェイは説明している。
8月、米PGAツアー、ビュイック・オープンに先立って、所属のプロ契約選手8人のうち7人がこのドライバーに変えたことに加え、アニカソレンスタム(スウェーデン)は4週間ぶりに出場したウィリアムズチャンピオンシップで、シーズン7勝をGBBUで飾った。 韓国と日本などアジア市場向けには、反発係数(COR)が米ゴルフ協会(USGA)の制限規定(COR0.83以下)を上回るCOR0.86のGBBUを出したのが特徴。
これに対抗して、テーラーメイドも旋風的な人気を博している「R300シリーズ」の後続モデル「R500シリーズ」を韓国市場に発売した。 330ccと350cc、400ccなど、ヘッドの大きさを3種類にしたR500シリーズは、ヘッドフェイスの反発力を大幅に強化することで、飛距離を画期的に伸ばしたうえ、バランスが合わなくても方向補正性が優れていると、テーラーメイドは説明している。
キャラウェイとは違って、テーラーメイドは朴セリ(25)、崔京周(チェ・ギョンジュ、32)、朴ドギュ(32)などは、韓国プロゴルファーと相次いで用品使用の契約を成功させるなど、国内市場を積極的に攻略しているのが特徴だ。
「二頭のうさぎ(距離と方向)」を捕まることができると言い切っている「ビッグ2」の製品は値段もほぼ変わらない。GBBU+は83万ウォン、R500シリーズは84万ウォン。
韓国は世界ゴルフ市場の「縮小版」。それで韓国での「ビッグ2」の正面対決の結果は、世界市場での勝負を見極めることから、関連業界の関心が集中している。
|