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| 多様化・高級化する有名品マーケティング |
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2000万ウォンを越える自転車、300万ウォン相当の乳母車、20万ウォンの歯ブラシが登場している。
これまで高級車や衣類、大型電子製品などに限られていた“名品（有名ブランド商品）マーケティング”の対象が、次第に多様化している。名品マーケティングの拡大は、ブランドの認知度アップはもちろんのこと、イメージの“高級化”を実現させ、他の製品の販売にもプラスになるうえ、最近消費者の名品への関心が高まっているためだ。
自転車メーカーの代名詞格である三千里（サムチョンリ）自転車は、最高2000万ウォン相当の自転車「チェロ」を、オーダーメードで販売している。同製品は最高級の部品（170余点）を採用している。まず、車体に当たるフレームには航空機素材のチタニウムを採用したため、その部品だけでも500万ウォン台にのぼる。発売当時の価格は1000万ウォン台だったが、高級志向を強め、今では2000万ウォンで販売されている。同自転車の年間の販売台数は30台余り。
フィリップス電子が最近発売した歯ブラシ（26万9000ウォン）も人気を得ている。「ソニーケア」という名の同製品は、1分当たり3万1000回も高速で振動し、左右3ミリの振幅を繰り返すことで、音波エネルギーを発生させ、歯ブラシが届かない歯垢を除去する機能があると同社は説明する。
特に同製品は、昨年6月の発売当時、従来の流通チャンネルを利用せず、歯科医の処方箋をもらった人に限ってインターネットによる注文を受けて注目を浴びた。今年7月からは百貨店での販売を開始し、開始から15日で400台が売れるなど、これまで2000〜3000個を販売したと伝えられた。
同社の金ギョンワン部長は「ソニーケアを購入した顧客を対象に、歯の健康を持続的に管理すると同時に、多様な恩恵を与えることで、名品マーケティングを続ける計画」とし、「名品のイメージは結局、他の製品のイメージアップにつながる」と明らかにした。
英国の高級乳母車メーカー「マクラーレン」は、今年5月に韓国市場に進出し、軽自動車に匹敵する価格（300万ウォン）の乳母車を販売している。15台の限定販売だったが、1週間で完売し、今のところ在庫待ちの状態だ。同社は30万〜50万台の製品の販売に力をいれている。
消費者の集いの李へスク企画室長は「名品マーケティングの本質は事実上、高級マーケティング」とし、「自らの経済的能力を超えて、単純に富裕層の消費スタイルを模倣しようとする傾向は戒めるべき」と指摘した。
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| （2002・10・1） |
| 東アジア15億人市場のゲートウェイ 韓国は日本の有力な販売先 |
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