8日後に迫った大学入試修学能力試験(11月6日)を控えて、高額の学校外教育が猛威をふるっている。とりわけ、江南(カンナム)の富裕層を狙った「プレミアム課外(家庭教師)」は、1科目当たり最高1000万ウォンに上る。
◇実態=今年の高額家庭教師市場の新たな特徴は、受験ブローカーなどを通さず、受験生の父兄が直接予備校講師を選んで交渉する点だ。
「今年の夏休みから、有名講師に対し、保護者が電話をかけて連絡先を伝えるケースが、毎週約10通ほどあった。大半が、受験直前に高額の家庭教師を希望する人々だった。江南の父兄の間では、有名予備校の講師の実力を点数化したリストまで出回っている」。
江南にある予備校、S学院の関係者の話だ。
保護者のチョン(52、女)さんは「所得水準が似た保護者2〜3人が集まってチームを作ったが、価格が合わず、上位ランクの講師とは交渉できなかった」とし「受験が差し迫り、1日ごとに、1科目当たり100万ウォンずつ上がったケースもある」と話す。
専門家は、今年特に高額な家庭教師が盛んな理由として、在学生の実力が大きく低下した点を挙げている。浪人生との学力格差に不安を感じる高校3年生や保護者が、これまで以上に家庭教師に依存しているという。
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