韓国製航空機が来月末、初めて輸出される。
韓国航空宇宙産業は4月25日、インドネシアの空軍参謀総長をはじめ、国内外の関係者が参加したなか、慶尚南道サチョンの第2工場で、輸出第1号機であるKT−1Bの出荷式を行ったと明らかにした。
KT−1Bは純粋な独自技術で製造した空軍訓練機KT−1の変形機種で、国産航空機が輸出されるのは今回が初めて。
韓国航空宇宙産業は01年2月、インドネシア空軍とKT−1B訓練機7機を含め、修理部品と操縦士整備師教育など6000万ドルの一括受注契約を締結した。
同社は今回の1号機の出荷をはじめ、年末までに輸出契約分を全量インドネシアに引き渡す予定。同社は、これとは別に、シンガポールとも輸出商談を行っており、コロンビア、フィリピン、トルコなど20ヵ国余りから問い合わせが相次いでいると明らかにした。
会社側は12年までに150機余り、金額では5億ドル以上を輸出することができるものと期待している。KT−1Bの輸出で、韓国は米国、フランス、ロシアなど世界的に10ヵ国余りしかない航空機輸出国グループに仲間入りすることになった。
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