韓国に進出した日系など外国企業の健闘が目立っている。製品を多様化する一方、他社との共同マーケティングで費用節減を目指している。
JVCコリアは最近、従来の家庭用オーディオとビデオカメラ販売に加えて、企業向けの製品販売を強化している。
放送装備とビル監視カメラなどを販売する「プロチーム」を新たに設け、人員も拡大した。
家庭用ホームシアター事業に力を入れてきたパナソニック・コリアも、6月11日、企業用プロジェクターを市場で新たに発表した。
同社は企業や教会、コンベンションセンターなどを狙って販促を強化していく方針だ。
他企業との「相扶相助」を通じ、費用節減を狙うケースもある。
5月韓国で新たにエアコン販売を開始した東芝は、既に韓国で定着しているキャリアコリアの営業・サービスネットワークを活用している。
東芝は、韓国での販売で、別途の営業やアフターサービス網を構築せず、新規市場進出にかかる費用を大幅に減らした。
オリンパスコリアは、新製品市場の発表経路を変えた。 5月に発表した新製品AZ−1の販売を、従来の代理店販売から、ホームショッピング販売に代えたのだ。
同社は「ホームショッピングでは製品機能にも詳しい説明が入り、一種のテレビ広告効果があると判断した」とし「別途の製品広告は行わない」と話す。
化粧品のDHCは、詰め替え用の製品販売を強化し、節約を考える消費者層の攻略に努めている。
同社のクレンジング製品「フェイスウォッシュ」詰め替え用(2万ウォン相当、容器入りは2万9000ウォン)の売上は最近、10%ほど伸びているという。
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