日本の「100円ショップ」が韓国で300坪の大型売り場をオープンする。
100円ショップの元祖、大創産業の矢野博丈会長(61)は7月23日晩、貿易協会大会議室で記者懇談会を行い、「低価格商品もデパートと同じように大きくて快適な場所で買いたいという顧客の欲求は当然のこと」とし、このように明らかにした。
「流通は‘格闘技’と似ている」と強調する矢野会長は、「その都度、顧客が望む方向に変化しなければ生き残ることはできない」と語った。
矢野会長は「日本では不況の中、流通業界トップのそごう百貨店など大型流通業者が相次いで倒産したが、その理由はこれまでの成功に安住したためだ」と強調した。
韓国の300坪台の大型売り場では、2000ウォン(約200円)以下の生活用品およそ1万種類を日本から輸入して販売する。
室内装飾や展示、販売方法なども大創産業の経営ノウハウを導入する。矢野会長は「どんな商品が目を引くか、いろいろな商品を試し、韓国消費者の趣向を把握する」と説明した。
韓国合弁会社の大創アソン産業側は「大型店舗は9月下旬から順次オープンする予定で、現在、ソウル明洞(ミョンドン)ファッションモールアバターモール、ソウル江辺(カンビョン)駅テクノマート、大田(テジョン)ギャラリア百貨店などの場所を検討している」と説明した。
この合弁会社は、韓国業者のハンイルマンパワーが63%、大創が37%を出資して01年に設立、これまで20〜30坪の小規模売り場300余カ所で商品を販売してきた。
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