８月７日付日経新聞によれば、内田洋行は韓国のオフィス家具最大手、ＫＯＡＳ（ソウル市）と業務・資本提携することで合意した。両社が日韓それぞれの市場向けに製品を相互供給するほか、関係強化に向けて株式を1％程度持ち合う方向で調整する。内田洋行は中国、台湾に進出している。韓国企業とも手を組むことで、東アジア市場での供給体制を整える。

　内田洋行がＫＯＡＳに製造・販売権をライセンス供与するのは、組み立てやＩＴ（情報技術）機器などの設置が自由にできる高級机「Ｄ―ＭＯＬＯ」。オフィス用イスなども韓国に輸出する。一方、日本向けにはＫＯＡＳから学校向け収納棚などを輸入し、品ぞろえを拡充する。日韓それぞれで11月から商品の販売を始める。