食品医薬品安全庁(食薬庁)は8月16日、「健康を考えるなら、ナトリウム(塩分)摂取を減らして」と題した食品栄養ガイドを発刊した。そのなかで「韓国人がナトリウムを過多摂取しているのは、普段カルグクス(韓国式うどん)やラーメンなどちょっぴり辛くてあっさりした汁物の麺類を好んで食べるから」と分析した。
同庁によると、一品料理として最も多いナトリウムを含有している食べ物は韓国式うどん(2900mg)とラーメン(2100mg)。子供たちの大好物であるピザ2ピースには2600mg、季節を問わず人気の塩漬けのさば1切れには、1500mgのナトリウムが入っている。
例えば、韓国人の一般的な献立として、朝食はテンジャンスープ(韓国味噌の味噌汁)、昼食はうどん1杯、夕食のおかずはキムチと塩漬けのさば、それに午後のおやつとしてポテトチップス1袋を食した場合、この人の一日のナトリウム摂取量は5850mgで、世界保健機関(WHO)が定めた成人基準の一日最大摂取量(2000mg)の3倍近きなる、という。これに昼食のうどんにキムチを添えると1000mg程度がさらに増える格好だ。
自分も知らないうちに塩の過多摂取をしている韓国人。政府が国民の過剰なナトリウム摂取に警鐘を鳴らしている。
同庁は、△スープは残し、具を中心に食べること、△胡椒、にんにく、しょうが、たまねぎ、食酢などで按配すること、△塩気がなくてもナトリウムの含有量の多いパン中心のメニューを避けることを勧めている。
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