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消費者金融市場、日系企業が席巻

 KRNによると、韓国の消費者金融市場で日系消費者金融が日本でのノウハウを武器に業績を伸ばしている。

 資産70億ウォン以上で外部監査対象になっている大手貸金業者は、韓国系3社、日系14社の計17社で、韓国銀行が2月5日までにこれらの貸金業者の2005年度の業績を分析・発表したもの。

 それによると日系の貸金業者は、日本での与信管理ノウハウを武器に国内業者より低利を売りものに、韓国内での業績を伸ばしている。1社あたりの平均貸金額は韓国業者の約3倍で、企業数も14社と多いことから、事実上、韓国の消費者金融市場を席巻しているといっても過言ではない。

 今回韓国銀行が分析に使ったデータは、貸金業者が金融監督院に報告した2005年度の業績による。

 それによると、貸出残高が最も高かったのは在日韓国人系のアフログループで6089億ウォン。2位も日系のサンワで2464億ウォンだった。

 1社あたりの平均貸出残高は韓国業者が202億ウォンだったのに対して、日系は688億ウォンで3倍以上。業績の伸びを示す貸出増加率(対前年比)も韓国系の17.6%に対して日系は30.8%と、日系貸金業者の好調ぶりが目立つ。

 収益性を示す利子収益比率(利子収益を貸出残高で割った値)も韓国系の23.9%に対し、日系は33.3%と商売上手。

 日系業者の強みは与信管理でもみられる。貸金の回収不能率を示す貸倒償却比率は、韓国系が7.7%だったのに対し、日本系は半分の3.8%。その分、貸付けの際の審査や回収管理がしっかりしていると言える。

(2007・2・8)
東アジア15億人市場のゲートウェイ 韓国は日本の有力な販売先
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