「生活必需品を売るには３Ｓをつかめ」。最近、新世界（シンセゲ）Ｅマートで聞かれるスローガンだ。 一人暮らしのシングル族（Ｓｉｎｇｌｅ）、子どもが独立した中年夫婦（Ｓｅｎｉｏｒ）、高齢者（Ｓｉｌｖｅｒ）の家庭が増え、この‘３Ｓ’を狙った小包装・小容量製品を増やしている。

  Ｅマートは先月開店した光州（クァンジュ）鳳仙（ボンソン）店で「シングルゾーン」「ミニミニゾーン」など特設売り場を設け、１－２人用の小容量製品をそろえた。 すると一般ワイン（７５０ミリリットル）の半分のハーフワイン（３７５ミリリットル）の売り上げが前年同期に比べ３．５倍に増えた。 ニンニクも３５０グラムの包装を１３０グラムに減らし、売り上げが４５％伸びた。

  ＧＳリテイルも玉ネギを２個ずつ包装した「便宜玉ネギ」、ネギ２本を細かく切った「便宜ネギ」などシングル族用の簡便野菜セットを販売している。

  Ｅマートのキム・テクォン課長は「野菜・果物を少量購入すると５％ほど高くなるが、一人または夫婦で暮らす人にはムダがないため好まれるようだ」と分析した。