連合ニュースによると、韓国の若者の間で巻き起こっている「日流」ブームとともに、日本酒の輸入も急増している。釜山慶南本部税関が11月3日に明らかにしたところによると、ことし上半期に日本から輸入された日本酒は752トンで、前年同期の515トンより約45%増加した。
日本酒の輸入が急増した理由としては、手頃な値段と日本文化の流行が挙げられる。日本酒は関税率表の品目分類上、発酵酒類の清酒に分類され、酒税法も清酒と同様に適用される。そのため、家庭用や店舗用などと用途を分ける必要がなく、流通過程の規制も少ない。また、日本産焼酎の酒税率は72%だが、日本酒は30%の関税だけが適用され、価格競争力が高い。澄んだ味わいで飲みやすい上、日本文化開放以降、若者を中心に日本のドラマや歌、アニメなどを楽しむ人々が増えたことも輸入増加につながった。
一方、フランス産ワインの輸入量は2754万トンにとどまり、前年同期比約10%減った。税関関係者は、現在の流れをみると値段の高いワインやウイスキー、ブランデーに比べ、相対的に手頃な日本酒の輸入が持続的に増加するだろうと話している。
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