知識経済部が7月5日に明らかにしたところによると、上半期の外国人投資のうち、日本からの投資は11億7800万ドル(約1131億円)で、前年同期比82.6%急増した。一方、米国と欧州連合(EU)からの投資はそれぞれ12.8%、16.2%減少している。
同部関係者は、「円高で適当な投資先を探していた日本が韓国に目を向けたとみるべき。日本は唯一、韓国への投資だけが多いという点から、韓国の経済再生力を高く評価した」と説明した。
日本資本の場合、製造業分野のまとまった金が投資されているのが特徴だ。まず、日本のアヴァンストレートは先ごろ、京畿道平沢市の工場に薄膜トランジスタ液晶ディスプレー(TFT-LCD)用ガラス基板の生産工場を追加設立するため、3億ドルの投資を申告した。同社は生産したガラス基板をサムスン電子に納品してきており、追加設立で先端技術の移転と毎月300億ウォンの輸出代替効果が期待できる。同社は2012年までに4億ドル規模の生産設備を追加投資する案を検討中だ。
太陽電池関連事業を行うSONIX JAPANも3月に知識経済部へ5億5000万ドルの投資を申告した。国内建設会社を買収した後、太陽電池用ポリシリコン・モジュール製造工場の建設を進めるとされる。旭硝子も忠清北道清原郡の工場に液晶パネル生産設備を増設するため、先ごろ1億3000万ドルの資金を追加で投じた。
下半期も日本資金の流入は続く見通しだ。
|