KBSワールドラジオによりますと、19日に投開票が行われた韓国の第18代大統領を決める選挙は、与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補が野党民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補に108万票余りの差をつけて当選し、韓国初の女性大統領が誕生することになりました。
中央選挙管理委員会によりますと、選挙の最終結果は、朴槿恵氏が1577万3000票あまりで得票率51.55%だったのに対し、 文在寅(ムン・ジェイン)氏が1469万2600票あまりの得票率48.02%で、朴氏が文氏に108万400票あまりの差をつけて当選しました。
韓国で大統領直接選挙が実施された1987年以降、過半数を超えて得票した大統領が誕生するのは今回が初めてのことです。
また、韓国の憲政史上初めての女性大統領が誕生することになったほか、父親の故朴正煕元大統領とともに親子2代での大統領となります。
今回の大統領選挙の投票率は75.8%となっていて、前回2005年の選挙より12.8ポイントも高かったほか、前々回の2002年より5%上回り、選挙戦の激しさと関心の高さを示すものとなりました。
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