ＫＢＳワールドラジオによりますと、このところのウォン高に、その影響を心配する声が出ていますが、円に対するウォン相場は去年1年間に20％近くウォン高が進んだことがわかりました。
韓国銀行が21日発表した「2012年為替市場動向」によりますと、円に対するウォン相場は去年末で100円が1138ウォン30銭で、1年前に比べて243ウォン10銭、率にして19.6％もウォン高になっています。
これは1998年の21.8％以来、14年ぶりに最も高い水準です。
一方、ドルに対するウォン相場は去年末1ドルが1070ウォン60銭で、1年前に比べて81ウォン20銭、7.6％のウォン高になりました。
結局、円に対するウォン相場は、ドルに対するウォン相場より2倍近い割合でウォン高になったことになります。
円に対して急速にウォン高が進んだのは、日本政府が去年末から金融緩和策を打ち出していることによるものと分析されています。
|